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エアコンの掃除方法:間違ったやり方と、効果的にやるコツ

今年も暑い夏がやってきます。厚くなる前にやっておきたいのがエアコンの掃除ですよね。1回の掃除でもキッチリと正しく掃除をすれば、エアコンも長持ちして、電気代もお得になります。そこでエアコンを長持ちさせる掃除方法のポイントを紹介したいと思います。
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危険!エアコンクリーナーは使うな

梅雨時期になってくると、ホームセンターやスーパーの掃除コーナーに並ぶ、エアコンクリーナー。1回の掃除で500円程度と割安なので、使用されている方も多いのではないでしょうか?このエアコンクリーナーですが、実は「危険」なんです。知らずに使用すると思わぬ落とし穴がありそうなんです。

エアコンクリーナー(スプレー)を使うリスク

色々と調べていると、エアコンクリーナーを使用したことで起こったトラブルでもっとも多かったのが、電気が通る「基盤」と呼ばれる場所にスプレーをかけてしまって、「エアコンが動かない状態になってしまった」。要するに「ショート」してしまったのです。

クリーナーに含まれている洗剤の種類によっては、「フィン」と呼ばれる冷却する部分の表面に施されている「コーティング」を溶かして、冷却効果が悪くなる原因になる恐れがあります。

そして、もう一つ。エアコンクリーナーを使用して洗浄すると、エアコン内部のホコリや汚れが水を抜くための「ドレン」と呼ばれる場所に溜まってしまい、水漏れの原因になってしまうケースがあるのです。エアコンクリーナーは水溶性なので、見た目にはきれいになっているようですが、洗浄剤を含んでいるので、エアコン内部にいったん付着すると、ホコリが付きやすく、場所によっては故障の原因も考えられますし、悪臭を放つこともあります。

何よりも、エアコンクリーナーを製造しているメーカーが信頼できれば問題はありませんが、他メーカーと比べて極端に価格が安い場合は、怪しい溶剤が含まれていることも考えなければいけません。それだけエアコンクリーナーを使用するにはリスクがあるのです。

エアコンを自分で掃除するときのコツ

エアコン掃除は小さなゴミやほこりだけではありません。半年以上も掃除をしていなければ、「カビ臭」も相当なもの。エアコンの掃除は専門の業者じゃないとできないのでしょうか?そんなことはありません。自分で簡単にできるエアコン掃除の方法とコツを紹介します。

エアコン掃除の手順

エアコンの掃除は場所も高い位置にあるので、どうしても後回しにしがちです。「フィルターの取り外しも面倒」。「分解してわからなくなったらどうしよう」このように考えているといつまでも掃除はできません。エアコン掃除の順番は「外側」から「内側」が基本です。ここからはエアコン掃除で失敗しない手順を紹介します。

パネルなど外側部分の掃除方法

まずは、パネルを外す前にエアコンの周囲についたホコリを掃除機で吸い取りましょう。掃除機で吸い取ることで、パネルを外した時の「ホコリ落ち」を防ぐことになります。エアコンの上側には思いのほかホコリが溜まっているかもしれません。エアコンの内部に落とさないように吸い取ることがポイントです。

フィルター掃除の注意点とコツ

  1. フィルター清掃はほとんどの方がされていると思いますが、扱いには注意が必要です。府フィルターは比較的柔らかいプラスティック製の樹脂でできているので、取り出す時にムリに引っ張り、ねじりながら取り出すと、「割れ」につながることもあります。フィルターについたホコリを吸い込まないように丁寧に取り出すことがポイントです。
  2. フィルターについたホコリを掃除機で吸い取った後に浴室や屋外でシャワーをかけて水洗いをします。最初からシャワーを使用すると、ホコリが濡れて見づらくなり、判別しづらくなってしまいます。掃除機を十分にかけた後に、シャワーをあてましょう。フフィルターの外側にホコリを取るために、裏側からシャワーをあてることがポイントです。フィルターの網の目は傷つきやすく、乱暴に扱うと穴が開いてしまう恐れがあります。できるだけ、柔らかいブラシを使用して傷つかないように注意しましょう。<br>
  3.  フィルターには「前・後」そして「上・下」があるので注意しましょう。

ルーバーや吹き出し口の掃除方法と注意点

  1. 冷風や温風が出てくる吹き出し口やその周辺にホコリなどがついていては、部屋中に汚れた空気を拡散することになるので、清潔にすることが大切です。ここでは直にエアコンに触れながら掃除をするので、感電などの危険性を防止するためにコンセントを抜き、掃除をしましょう。コンセントに手が届かない場所にある場合は、ブレーカーを落とせば安心です。
  2. エアコンの吹き出し口にあるルーバーはとは、風の向きを調整する横長で羽根状のものです。掃除をする時には、ルーバーを色々な角度に動かします。
  3.  濡らしたタオルを指に巻いて優しく拭いていきます。洗剤を使用する場合は中性洗剤を薄めたもので十分でしょう。ルーバーが元に戻らない時でも、電源を入れ直せば自動で元通りになります。
  4. 掃除が終了しましたら、電源を入れて動作確認をしましょう。その場合は「冷房」よりも「送風」が良いでしょう。掃除が終わった最初の運転時は、ホコリが出てくる場合があるので、注意が必要です。

まとめ

だれでも簡単にできる「エアコンの掃除」はいかがでしたか?エアコンの掃除を業者に依頼すると、安くても5,000円以上。高い所で10,000円を超えるケースもあります。今回紹介した内容でエアコンを掃除すれば、きれいなまま使用することが出来ます。ポイントは「こまめに掃除をすること」これにつきます。夏本番になる前にエアコンの掃除を片付けましょう。

-家事・ライフスタイル

2016/07/08